私の歯磨き粉に重金属と洗剤が!
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懸念すべき汚染
最近の研究で、年齢を問わず多くの人が毎日使っている歯磨き粉に、鉛・ヒ素・カドミウムなどの重金属が健康当局の安全基準を大幅に超えて含まれていることが明らかになりました。さらに深刻なのは、ほとんどの歯磨き粉には本来、体内に取り込まれることを想定していない界面活性剤(洗剤成分)が含まれているという点です。
重金属
2025年に行われた最新の独立調査(業界資金ではなく、コミュニティのメンバーが出資。主導者は「Lead Safe Mama」創設者タマラ・ルービン氏)では、51種類の歯磨き粉ブランドが認定ラボで検査されました。結果は衝撃的で、多くの製品が当局の定める「安全基準」を最大73倍も超える重金属汚染を示しました。中でも、子ども向け歯磨き粉の一部には、健康擁護団体が「子どもの食品に安全」とみなす基準の350倍の鉛が検出された例もありました。
要約すると:
90%の歯磨き粉に鉛(脳や神経系に特に悪影響)
65%にヒ素(発がん性物質)
約50%に水銀(神経毒性)
33%*カドミウム(腎障害やがんとの関連)が含まれていました。
地域や国によって「安全基準」は異なりますが、重金属は体内に蓄積(生物濃縮)するため、実際には“安全な量”など存在しないと言われています。
重金属はどこから来るの?
歯磨き粉に含まれる重金属汚染は、製造過程の複数の段階で生じます。つまり、「ナチュラル」「安全」と表示されている製品でも、汚染のリスクを完全に避けることはできません。
主な原因は以下の通りです:
原材料の鉱床汚染(例:カルシウム炭酸塩=石灰岩鉱山に含まれる重金属)
ベントナイトクレイ(粘土が土壌中の重金属を吸着)
二酸化チタン(ホワイトニング剤として使用されるが、製造過程で汚染)
生物濃縮(Bioaccumulation)とは?
生物濃縮とは、生物が環境や食物を通じて有害物質を体内に少しずつ蓄積していく現象です。体がそれを代謝・排出しきれない場合、体内濃度が上昇し、最終的に突然変異(変異原性)・奇形(催奇形性)・発がん性などの深刻な健康被害を引き起こします。
洗剤(界面活性剤)
歯磨き粉には、以下のようなシャンプーや洗濯洗剤と同じ成分が使われています:
SLS(ラウリル硫酸ナトリウム):タンパク質を変性させ、細胞膜を損傷させる。
CAPB(コカミドプロピルベタイン):2004年「アレルゲン・オブ・ザ・イヤー」。皮膚炎、かゆみ、水ぶくれ、重症の場合はアナフィラキシーを引き起こす。
その他:Sodium Cocoyl Glutamate や Sodium Methyl Cocoyl Taurate:安全性データが不足。未検証=安全ではない。
タンパク質変性作用
界面活性剤は、細胞を守る膜構造を破壊する力を持ち、通常は体内に入れない毒素までも取り込ませてしまいます。
危険な相乗作用
この「生物濃縮(体内蓄積)」と「タンパク質変性(細胞損傷)」が同時に起きることで、人体や生命にとって非常に危険な状態が生まれます。
研究では、生物蓄積性・毒性のある化学物質と界面活性剤を同時に摂取すると、発がんリスクなどが単独の毒性よりも強く相乗的に増大することが示されています。特に子どもは発達過程にあるため、影響を受けやすいとされています。
まとめ
結局のところ、何を避け、どう行動するかはあなた自身の選択にかかっています。